
マレーシアに引っ越してきて早くも8カ月が経とうとしております。
昨日から、発達障害のある娘を連れて海外に移住して良かったと思っている6つのことについて、一つずつ書いています。
今日はその2つ目です。
② 宿題で苦労しなくて済む
日本にいた時、大変だったんです。
音読と、ひらがなや漢字のワークと、足し算カード、引き算カード。
たぶん得意な子なら、10分もかからないでちょちょいと終えることだってできてたんじゃないかと思う。
でも、あおたんにはきつかった。
もちろん私だって元教員ですから、回避する方法はいくらでも知っていました。
例えば、音読カードに「一人で読むのは難しかったので、母が読むのを聞いて、真似しました」と書いてもいいし、新しい漢字を使った文を一緒に考えてあげたっていいし、担任の先生と相談して量を大幅に減らしたっていいし、何とでもなるのです。
実際、そんなようなことを色々とやっていました。
でも、「みんなコレやってるんだしなー」とか「やらなかったらますます分からなくなるだろうなー」とか、思うじゃないですか。
だから「なるべく頑張らせたほうがいいんだろうな」と。
そんなこんなで、葛藤が続いておりました。
宿題を始めてから終わるまで、一時間以上かかることもありました。
そういうご家庭も、少なくはないと思います。
こちらに来て、それらの苦悩はほぼなくなったので、嬉しいです。
宿題は、たまーーーにしか出ません。
出たら、あおたん、けっこうきっちりやっています。
たまにしか出ないから新鮮味があるのかな。
あと、何と言っても、宿題のレベルが本人の能力に合っている、というのがあるのでしょう。
これは昨日書いた「① 学年を下げられる」という良さから来ているものです。
ともかく、一日の中で、決まって辛い時間が一時間あるのと無いの、その違いは歴然。
私もきつかったですし、あおたんはきっともっときつかったでことでしょう。
そこを回避することが出来ているのですから、ほんとに来て良かったなと思っております。