発達障害のある娘を連れて海外に移住して良かったこと④ランチが自由

昨日までに引き続き、発達障害のある娘を連れてマレーシアに来て良かったと思っていることを書いていきます。

 

④ ランチが自由

あおたんの偏食の詳細

あおたん、けっこうな偏食なのです。

嗅覚も味覚も非常に敏感。

食べられないものを書くと長くなってしまうので、まず、食べられるものから書いてみます。

食べられるもの

炭水化物系では、まず、白いジャポニカ米(日本の普通のごはんです)。

その他、パン、お餅、うどん、ラーメン、そうめん等、白っぽければだいたい大丈夫です。

蕎麦だけは白くないけど大丈夫。

 

ビタミン、ミネラル、食物繊維系では、果物は、だいたいいけます。

野菜ではキュウリがいけます。

エノキやシメジもほんのちょっとなら食べられます。ナメコは大好きです。

海苔と塩昆布も食べられます。

 

タンパク質では、鶏の唐揚げ、チキンナゲット、卵、スパム、ヨーグルト、牛乳、鮭が食べられます。

 

栄養素としてどうなのかは不明ですが、イクラ、鶏の脂身、お菓子は大好きです。

食べられないもの

上記のもの以外は、本当に食べません。

玄米はもちろん、炊き込みご飯も食べないし、お餅に青海苔とか桜海老とか練り込んであるのも食べません。

ピーマン、セロリなど夢のまた夢。

ニンジン、タマネギ、キャベツも食べないし、子供に人気のあるカボチャも食べません。

鶏肉も脂身以外は残すし、豚肉も牛肉も食べません。

鮭以外の魚は食べません。

味や食感にも繊細に反応し、コショウがちょっと入ってると「辛い」と言うし、味噌汁ものまないし、カレーもシチューも食べません。

 

日本にいた時

小学校の給食への反応

そんなわけなので、日本にいた時、学校の給食をあまり食べられていなかったのです。

アオイの通っていた小学校は自校給食で、献立表を読むと、毎日、本当に美味しそうで、季節感にも富んでいて、「私が食べに行きたいわー」と何度思ったか分かりません。

そんな素晴らしい給食を、アオイは毎日、けっこうな量、残していたと思う。(色々な面で申し訳ない(T_T))

いま考えてみると、学校と相談してお弁当をもたせても良かったのかもしれません。

しかし、そんなことは思いつきもしませんでした。

「日本のお弁当」って作るの大変じゃないですか。

やっと幼稚園の3年間のお弁当作りが終わったのに、このあとまた6年とか9年とかそれを続けるなんて、考えもしませんでした。

それに、もしかして学校でお腹がすいたら、家では食べられないものも食べられるんじゃないか?という期待もあったのです。

しかし、あおたんは本当に、家で食べられないものは、学校でも食べられなかったようでした。

帰宅時の様子

だから彼女は帰宅時、たいていお腹が空いていました。

3時半くらいに家に帰ってきたとして、まずおやつを食べ、それでも全然お腹が満たされないので、そのまま夕食に突入。

でも、最初におやつを食べてしまっているので、ごはんがあまり進まなくて、良くないなぁと思っていました。

いま考えてみると、帰宅後すぐ夕食を出してもよかったのかもしれません。

 

マレーシアでの今

今の学校の昼食システム&反応

いま通っている学校は、給食もあるのですが、利用するかどうかは自由です。

なので、お弁当を持たせています。

今の学校では、子供が食べ物を食べて良い時間が一日2回あります。

11時からのスナックタイムと、13時からのランチタイムです。

アオイは毎日同じ物を持って行っています。

スナックタイムには、おやつラーメン(ベビースターラーメンみたいなの)&オートミールクッキー1枚。

ランチタイムには、チョコパン&オートミールクッキー2枚&リンゴ。

当初はキュウリの塩もみやチキンナゲットを持って行っていったりもしていたのですが、キュウリの塩もみは冷えていないと美味しくないのか残すようになり、チキンナゲットも冷めると美味しくないのか残すようになったので、今のメニューになりました。

他の子も、スクールランチを食べたり、追加で売店でスニッカーズやオレオを買って食べたり、持ってきたお弁当を食べたり、それぞれ好きなようにしているらしいです。

 

帰宅時の様子

で、それにより、帰宅後の様子がどう変わったかと言うと、

15時半頃帰宅したとして、お腹が空いている様子は全くありません。

なので、私が洗濯物を乾燥機から出して片付け、着替えの用意などができたら、一緒にシャワーを浴びます。

シャワーが済んだら、キュウリ→タンパク質→炭水化物→デザートの順番でアオイに夕食を出します。

そのあとに、おやつが食べたいと言ったら出します。

 

まとめ

日本の小学校に通っている時、アオイは給食の時間が嫌だったそうです。

毎日、食べられないものがほとんどなわけだから、それは嫌だったことでしょう。

アオイの母親である私自身は、小学校の楽しみの半分以上が給食であるような子供でした。

その違いの大きさには愕然としてしまいます。

アオイとしては、ランチタイムがしんどい時間からリラックスできる時間に変わり、午後に空きっ腹を抱えて授業を受けるということもなくなったので、良かったんじゃないかなと思っております。

 

今日はここまで。ありがとうございました。